ネット通販の商品を自社倉庫で保管する場合
ネット通販の運営では、保管倉庫での商品管理も重要な仕事の一つです。実際に自社で商品管理を行う場合には、ロケーションという方法によって管理することが一般的となります。倉庫内の保管場所を示す「番地」のような役割を果たすのがロケーションです。ラックやラインによってロケーションをつけて管理することで、棚入れやピッキング作業がスムーズになります。規模の大きなネット通販の倉庫など、商品が多ければ多いほどロケーションの振り分けに工夫が必要となります。
固定ロケーションとフリーロケーション
ロケーションには2つの運用方法があります。まず固定ロケーションは、アイテム毎に保管する場所を決めるという運用方法です。売上や生産量が変動する商品の場合は、この運用方法を採用することで担当者の作業効率がさらに良くなります。しかし、商品のモデルチェンジなどに伴って入れ替え作業が負担となることがあります。一方のフリーロケーションは、コンピュータシステムを導入することで、ロケーションを意識しなくても棚入れやピッキング作業が行える運用方法です。商品とロケーションをデータベースに登録する必要があるため、情報システムに関する知識や導入・運用するコストがかかってしまいます。
商品毎に運用方法を変える必要がある
例えば、季節毎に品目が変わる衣料品や、日付管理やロット管理が欠かせない食品や医薬品などは、フリーロケーションでの管理が適しています。しかし、一つひとつが小さな商品などは固定ロケーションによる管理が適しています。事業規模だけではなく、取り扱う商品の特性によっても運用方法を変える必要があるのです。固定ロケーションとフリーロケーションを組み合わせた、ダブルトランザクションという運用方法も存在します。売れ筋商品はなるべくストックを確保しておきたいと考える管理者様が多く、固定ロケーションのスペースに収まりきれない発注をすることもあるからです。
この運用方法の場合は必然的に倉庫スペースを広く確保する必要が出てきます。「売れ筋商品をどんどん販売して売上をアップさせたいのに、限られたスペースの倉庫で運用しなければいけない」というような場合は、頭を抱えてしまいます。
自社倉庫での商品管理を行うためには、商品の特性やシステム導入のコストなどを慎重に考慮して、運用方法を決定する必要があるのです。あまりコストや手間をかけずにネット通販を運営したいという方は、発想代行を含めたECサイト代行サポートのご利用をおすすめします。
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